
電車線設備とは、パンタグラフを通じて、電車に電気を供給するための設備のことです。トロリ線・ちょう架線・き電線などの電線類や電柱などの支持物があり、これらのメンテナンスを行っています。
中でも、パンタグラフと常に接触しているトロリ線は、日々摩耗していくため、重要なメンテナンス項目のひとつ。断線などのトラブルが発生しないよう、梯子などに登って、1/100mm単位で計測を行います。
また、人の手による検査だけでなく、検測車に乗り込み、線路を走行しながらトロリ線の状況を検査・測定することもあります。
トロリ線の摩耗を調べるマイクロメーター
夜間に行う至近距離での検査
新幹線のトロリ線を検査する検測車

電灯電力設備とは、屋内外の照明や駅の配電設備のことです。列車運行時刻を知らせる発車標、エレベーターやエスカレーターなどの駅設備に電気を供給する配電設備があり、これらのメンテナンスを行っています。
駅機能は電力に支えられているため、電力供給を管理する電気機器室は駅の要。お客様が快適に駅を利用できるように、細心の注意を払って作業を行っています。
列車運行には欠かせない発車標の点検
太陽光パネルを利用した電力供給
ケーブルなどの劣化も細かく点検
