仕事を知る 電力部門

電車線設備

トロリ線の検査風景
電車線設備とは、パンタグラフを通じて、電車に電気を供給するための設備のことです。トロリ線・ちょう架線・き電線などの電線類や電柱などの支持物があり、これらのメンテナンスを行っています。
トロリ線の検査風景
中でも、パンタグラフと常に接触しているトロリ線は、日々摩耗していくため、重要なメンテナンス項目のひとつ。断線などのトラブルが発生しないよう、梯子などに登って、1/100mm単位で計測を行います。
また、人の手による検査だけでなく、検測車に乗り込み、線路を走行しながらトロリ線の状況を検査・測定することもあります。
トロリ線の摩耗を調べるマイクロメーター
夜間に行う至近距離での検査
新幹線のトロリ線を検査する検測車

電灯電力設備

駅施設
電灯電力設備とは、屋内外の照明や駅の配電設備のことです。列車運行時刻を知らせる発車標、エレベーターやエスカレーターなどの駅設備に電気を供給する配電設備があり、これらのメンテナンスを行っています。
電気機器の検査風景
駅機能は電力に支えられているため、電力供給を管理する電気機器室は駅の要。お客様が快適に駅を利用できるように、細心の注意を払って作業を行っています。
列車運行には欠かせない発車標の点検
太陽光パネルを利用した電力供給
ケーブルなどの劣化も細かく点検

変電設備

変電設備の検査風景
変電設備とは、電力会社から供給された電気を、電車や駅、信号通信設備で使用できる電気に変換する設備のこと。変圧器・整流器・電気を入切する開閉装置・機器を異常から守る保護装置などがあり、これらのメンテナンスを行っています。
変電設備の検査風景
電力の供給源である変電所は、鉄道の根幹を支える重要な施設。そのため、常に健全な状態に保つ必要があり、自然と点検に使用する測定器の種類も多くなります。電気の流れる経路も変電所ごとに異なるため、設備に合わせた複雑な検査を行っています。
スイッチの役割を果たす開閉装置(GIS)の確認
点検に必要な測定器もさまざま
最新機器でも、人による点検は重要
e-TECが取り組むさまざまな技術開発

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