STORY

「あした」のためのストーリー01

米子支店鳥取メンテナンスセンター
信号設備検査工事業務
T.H 2006年入社

目の前で、止まった電車。
動き始めた、プロとしての使命感。

CHAPTER_1

プロとしての目を
鍛えてくれた、
忘れられない失敗。

目の前で、電車が止まっている。急いで駆けつけた現場で、原因を探っていく。不具合が起こったのは、自分が点検を担当したエリア。絶縁体と呼ばれる箇所に、異常が見つかった。点検のとき、自分が特に気にも留めなかった部位の、小さな見落としが、誰かの日常を止めてしまう。否応なしに突きつけられる現実に、自分たちの仕事が果たす使命と責任の大きさを、かつてないほど強く感じた。それから数々の失敗や、予期せぬトラブルへの対応を重ねて、少しずつプロとしての目を鍛えてもらった。ちょっとした違和感や些細な違いに気づけるように、目だけでなく匂いや手触り、音、すべての感覚を磨いていく。それでもこの仕事に、“完璧”なんてない。常に自分の感覚を疑いながら、今日も、明日も、学び続ける。

CHAPTER_2

使い込まれたバインダーと、
指揮者としての12年間。

入社から5年が経った頃、現場の指揮者を任された。指揮者は自分で工具を持つことがほとんどない。代わりに図面や仕様書を挟んだバインダーを、肌身離さず持ち歩く。同じ支店の先輩からたまたま譲ってもらった、何の変哲もないバインダー。今はもう、傷も入り、テープで補強しながら使っている。ふと目をやると、自分が重ねてきた苦労や失敗も、日々のささやかな達成感も、指揮者として現場に立ってきた12年間を、このバインダーが物語ってくれているようにも見える。はじめは不安だらけだった。その不安をかき消すように、バインダーを握りしめる自分がいた。入社17年目の今も、一人前かと聞かれれば、まだ「はい」とは答えられない。ボロボロになるまで使い込んだバインダーと一緒に、今日も現場に出る。
まだまだ、これからも。

CHAPTER_3

一言の声掛けが、
次の一日を築く。

指揮者はチームをまとめ、現場を動かしていく。自分のことだけでなく、周りの人のことを考える時間がふえた。コミュニケーションの不足は、致命的なミスや危険につながる。だからこそ、メンバーへの細やかな声掛けや、小さなことでも伝え合える関係づくりが欠かせない。現場に入る前に他愛もない雑談を交わし、声のトーンや顔の表情から相手の状況を察し、皆がその日一日、安全な環境のもとでパフォーマンスを発揮できるよう意識を合わせていく。ミスや事故が起こらないように、分かりきっているようなことでも、必ず点検・確認の声掛けをする。その一声が、作業員たちの安全を守り、誰かの「当たり前」を守ることにつながるから。明日も、電車は動く。その裏側に、自分たちがいる。誰かの日常を支える仕事を、これからも全うしていきたい。

「あした」のためのストーリー01

米子支店鳥取メンテナンスセンター
信号設備検査工事業務
T.H 2006年入社

TO BE CONTINUED.