入社後の働き方

02 WORKSTYLE
入社3年目の社員たちが語る、
これまでとこれから。

MEMBER PROFILE

  • T.N
    電力部門/変電設備 京阪神支店業務課付出向
    2021年入社

    変電所内設備の検修作業を手がける。今は協力会社のもとで現場作業の経験を積む日々。趣味はツーリングやドライブ。休日はバイクに乗り、大阪〜群馬を一人で往復するなどアクティブに過ごすことも。

  • R.I
    事務・システム部門/事務 岡山支店 業務課
    2021年入社

    本社にて業務機器の管理や社内システムに関する問い合わせへの対応を経験した後、入社3年目から岡山支店へ。大学では陸上一筋で、長距離走に打ち込む日々を過ごし、陸上クラブに入部しようかと検討中。

  • K.S
    事務・システム部門/事務 新幹線統括支店 業務部 業務課
    2021年入社

    新幹線のメンテナンスセンターを統括する支店で、事務職として各地の社員をサポート。現場のみんなが安心して働けるように、勤務チェックや社会保険の手続きなどを担当している。就職をきっかけに1人暮らしもスタート。

THEME_1 入社を決めた理由
鉄道というインフラを支える
“使命感”に惹かれて。
T.N

僕は大学で、発電系統や再生可能エネルギーに関することを学んでいて、生活を支える電気電子の分野に興味がありました。就職活動を進めるうちにe-TECのことを知り、JR西日本グループの電気設備の検査やメンテナンスを通じて、鉄道の安全を守り安定輸送を担っているという使命感に惹かれていきました。

K.S

大学でも電気電子について学んでいたんですね。

T.N

電気にかかわる仕事のなかでも、鉄道は自分にとっても身近な存在だったので、「自分が学んできたことを、社会で役立てられるかもしれない」と考えて入社を決めました。

K.S

私はもともと公務員志望で、大学では公共政策コースを専攻していました。

R.I

公共政策コース?

K.S

公務員試験の対策に向けて幅広い分野を学ぶ学科です。私の地元は四国で、電車ではなく汽車が走っている地域。でも、JR西日本グループのことは関西に住んでいなくても知っていて、多くの人の暮らしを支えるインフラとして魅力を感じていました。事務職としてその現場で働く人たちを支える仕事に興味が湧き、地元から出ていろんな経験を積みたいという想いもあってe-TECに入社しました。

R.I

私も鉄道という、誰もが身近に利用している交通機関を陰で支えていることに魅力を感じました。大学では4年間ずっと寮生活をしながら陸上の練習と授業に明け暮れる毎日だったので、社会に出たら仕事とプライベートのメリハリをつけながら、長く働き続けたいという想いもありました。

THEME_2 新入社員研修
「ここまで丁寧に?」。
一歩ずつ、安心して学べる環境。
R.I

入社してすぐに新入社員研修があるのですが、その時、すごく丁寧に教えていただけたことが印象に残っています。

T.N

本当に丁寧でしたよね。

R.I

学生から社会人になるって、大きくいろんなことが変わる時だと思うんです。もちろん私もそうでしたが、みんな緊張して研修に臨んでいたのではないかなと。

T.N

初めての場所や人に囲まれて、緊張しますよね。

R.I

そんな中で、パソコンの使い方ひとつにも、「わからないことはありますか?」と講師の方が細やかに心配りをしてくださって、誰でも1から学べるよう、一歩一歩研修が進んでいきました。「変に気を張らなくていいんだ」と、とても安心したことを覚えています。

K.S

新入社員研修が終わってからも、資格を取るための受験の費用や講習会への参加費、交通費も会社から補助を出してもらえて、成長につながる勉強や資格取得に対してサポートが手厚いことも、この会社の魅力だと思います。

THEME_3 1年目の仕事
かかわる人や、設備のことを
覚えながら、仕事を覚えていく。
T.N

近畿圏内の営業所に配属となり、変電所内のメンテナンス作業を担当しました。現場に同行させてもらった先輩から、まずどんな設備があるか、それぞれにどんな役割や目的があるのかを覚えるようにアドバイスをもらったので、営業所に帰ってから設備の写真とマニュアルを照らし合わせながら覚えていきました。

R.I

種類もたくさんありそうだし、1人で覚えるのは大変ではなかったですか?

T.N

先輩と現場を回っていると、「あの設備の名前は?」と声を掛けてくださったり、実際に機器に触れて操作させてもらったりするうちに、だんだん設備や機械の状態がわかるようになっていきました。「設備のいい状態を知っておくと、異常があった時すぐにわかるから」と、現場を“見る目”を教えていただいた1年でした。

K.S

私の1年目は、社員の勤務チェックや電話の応対が主な仕事でした。初めての職場で、最初は電話を取っても、相手がどちら様かもわからず、誰につないだらいいのかもわからなくて。それに慣れるまでが大変でしたね。

R.I

私もそうでした。各地のメンテナンスセンターから電話がかかってきますからね。

K.S

新幹線のメンテナンスセンターだけでも、新大阪から博多の間に10ヵ所あり、200人近い社員に関する問い合わせがあって、いろいろな専門用語や方言も飛び交うので、はじめは用件を聞き取るのも大変でした。でも、1年目が終わる頃には、みなさんの声や名前を覚えて、ある程度のことに落ち着いて対応できるようになっている自分がいました。

R.I

私も電話を取るのが最初の仕事でした。全社のシステムにかかわる課に配属されたので、全支店、全メンテナンスセンターから電話がかかってくる職場でした。 まずは内容を聞いて、わからないことは課内の先輩や上司にサポートしてもらって対応の仕方を身につけていきました。現場で使っているシステムのエラーや、業務用のパソコンや携帯電話の使い方に関する問い合わせまで、いろんなお問い合わせを経験しました。

T.N

問い合わせの幅が広いですね。

R.I

でもそのおかげで、たとえばパソコンのメーカーや通信キャリアさんとも連絡を取り合って問題を解決したり。先輩に聞くだけじゃなくて、自分から考えて動くことができるようになっていったのかなと思います。

THEME_4 2年目の仕事
仕事を任され、より良い進め方を
自分で考えていく。
T.N

僕は2年目から、協力会社さんで変電設備に触れる経験を積ませてもらっています。1年目は設備を覚えるのが課題でしたが、2年目は「限られた時間でどのように作業を終わらせるか?」と作業効率について考える場面が増えました。

R.I

効率のことも考えるようになったんですね。

T.N

設備を停電して行う作業では、指令所と連携して送電を再開するまでの工程を考えると、たとえば停電時間が4時間あったとしても、実際に作業にあてられるのは3時間くらいだったりするんです。まだまだ無駄な部分もあるかも知れませんが、当初に比べると少しは効率が上がったのかなと思います。

K.S

私は2年目から、社会保険などの総務の仕事や、経理の仕事も任せてもらえるようになりました。担当する領域は増えたものの、自分でできる定例業務も増えていたので、その分、新しいことをたくさん学びながら、仕事の幅を広げていきました。1年目からたくさん電話で会話してきたおかげで、各メンテナンスセンターにいる事務職の方たちとの連携も取りやすくなって、仕事がスムーズに回るようになりました。

T.N

1年目に培った関係が活きていますね。

K.S

2年目になると一人でメンテナンスセンターへ出張に行く機会もあって、一度対面でお会いすると電話でのコミュニケーションもさらに円滑になるので、いろんな経験がプラスにつながっています。

R.I

私の場合、1年目は先輩の業務の補佐をすることがほとんどでしたが、2年目からは自分が主担当になる業務が増えたことが、いちばんの変化です。たとえば、800台にものぼる業務用携帯電話の取り替えを任せていただくこともありました。

K.S

800台も?

R.I

回線契約の更新やアプリのインストールをはじめ、「この携帯番号はこの人が使っている」という整合性を取るために各支店の人と連携を取って台帳を更新したり、自分で仕事の進め方を考えてやり遂げることができたのは、一歩自信につながりました。

THEME_5 3年目の仕事とこれからの目標
頼ってくれる人がいる。
その気持ちに応えたい。
T.N

2年目と業務は大きく変わらないのですが、作業の中で測定機器の扱いを任される場面が増えてきたなと感じています。作業員という仕事への理解が深まり、「自分が指揮者だったらどうするか?」「どうすれば作業員が動きやすくなるのだろう?」と現場でイメージしながら動くようになりました。

K.S

3年目に入った今、各地のメンテナンスセンターから自分宛てに寄せられる問い合わせの数が多くなっていることが、いちばん成長を感じる場面です。 電話をかけてきてくださる方も、「Sさんなら応えてくれる」という想いから電話をかけてくれているのだろうと思うので、その想いに、しっかり応えていきたいです。

R.I

私は3年目から岡山支店に移り、新天地のもとで仕事を覚えているところです。支店では一人の事務職が担う業務の幅が広く、また、現場の最前線に立って働いているメンテナンスセンターの社員たちの仕事への理解を深めるためにもチャンスだと考えています。この環境を活かして、事務系社員としての実力を向上させていきたいと思っています。

T.N

僕がいま目指しているのは、検査指揮者です。現場では、第一に安全。「どのように作業を進めるとより安全か?」ということを日々模索しはじめています。そして、今出向先の協力会社で作業を学ばせてもらっている経験を活かして、作業員のことをいちばんに考えられるような指揮者になりたいと考えています。

K.S

私も3年目に入ってから、教えてもらうより、教えることが増えてきました。自分が周りの先輩や上司たちに支えてもらったように、自分の経験を通して培ったことを、分かりやすく伝えていけたらと思います。そしてやっぱり、「現場で鉄道を支える人たちが、いかに働きやすくなるか」ということを常に考えて仕事をしていきたいと思います。