最後にもう一度、確認。 小さな積み重ねで、 「当たり前」を守る。

高校の頃から、手に職をつけたいという思いがあり、半永久的に社会に必要とされる「電気」について学べる電気工学科に通っていました。電車も同様に、これから永きにわたって続いていくものだと考え、志望企業は電鉄系と決めていました。そこで高校の先生から紹介していただいた企業がe-TEC。会社について知るうちに、e-TECでなら福利厚生の面でも安心して働くことができると気持ちが固まっていきました。面接では、学校で自分がどんな風に周りの人とコミュニケーションを取っているのかを聞いてもらったり、話しやすい雰囲気だったことを覚えています。

東海道本線や環状線など大阪地区の駅・電車に電気を供給する、変電所の管理を担当しています。地域内には、18ヵ所もの変電所とそれを司る総合指令所があり、定期的に全体の目視点検を行っています。夜間に設備を止めて機器を点検・修繕する日もあり、現場の指揮を務めています。また、経年した設備や不備のある部品を新しいものに入れ替える工事をメーカーさんと一緒に行うこともあります。協力会社の作業員の方の安全を守り、かつ一人ひとりが楽しく働ける環境を目指して、年代や相手の興味に合わせた会話を意識しながら、場の雰囲気づくりにも努めています。

日頃の点検作業を終えて事務所に戻ってくると、無事に一日を終えられたという実感と同時に、ほっと一息肩の力が緩みます。変電所の設備を停電させることができるのは1～2時間という限られた時間。その中で定められた作業や修繕をやり遂げる夜間勤務では、現場に入る前に綿密な打ち合わせを行って、開始時間になると一気に集中して取りかかります。緊張感に包まれた現場を経て帰路につく朝、遅延のない電車にお客様が普段通り乗車されている姿を見ると、今日も仕事をして良かったと大きな達成感と喜びを覚えます。