全員で、ゼロをめざす。 安全への取り組みに ゴールはない。

大学では情報工学を専攻し、弱電やプログラミングをメインに学んでいました。電気設備のメンテナンス会社を営んでいた父の手伝いで、ビルの屋上などにある配電盤設備の定期点検に同行するうちに、電気設備の検査や修繕にかかわる仕事に興味を持つようになりました。また、家のすぐ近くをJRが走っていたので、もともと電車は自分にとってすごく身近な存在。幼少の頃から利用してきた電車のありがたさをあらためて実感すると同時に、自分も人々の生活を支える鉄道関連の仕事に携わりたいと思うようになり、JR西日本の安全安定輸送に貢献できるe-TECへ入社を決意しました。

京阪神の支店から、管轄内のメンテナンスセンターに対して安全にかかわるサポート業務を行っています。具体的には、現場のデータやカメラから分析した調査結果を整理し、事故の原因究明や安全装備の故障対応、改善してほしい事例などを資料にまとめ、月一回の会議で各メンテナンスセンターの代表に周知しています。思い込みや認識のずれがなく誰もが安全につながる行動を取れるように、各メンテナンスセンターの方々が資料に書かれた内容を正しく理解できるよう、大切なポイントをまとめて分かりやすく伝えていくことが重要だと考えています。安全にかかわる教育の講師や安全パトロールを通して現場の人と直接かかわる機会もあります。

メンテナンスセンターから、安全への意識が高まっているという声を聞いたときです。安全への取り組みにゴールはなく、それをいかに徹底・周知していくのかということに日々頭を悩ませているので、会議で紹介した事例や注意喚起などが正しく伝わっていることが分かったとき、とてもやりがいを感じます。
また、社用車にドライブレコーダーを付けて運転時の安全を確認する取り組みも始めたのですが、交通事故ゼロを達成することができました。ゼロを実現することの難しさを知っているからこそとても達成感があり、これからも一層気を引き締めて安全のサポートに取り組んでいく所存です。